クノブログ

クノの雑記ブログ

【読書記録】どんなにきみがすきだかあててごらん

「おつきさまにとどくぐらいきみがすき」


日々癒されたくて、癒されたくて
疲れ切っている社畜のクノさんでありますです。
今仕事の方が大詰めなので、土曜日日曜日に働いてることも多くて、わりとまじで疲れています。

端的にいって、癒されたい。

手にとったきっかけ。

癒しを求めて訪れた本屋で、展開されていた絵本コーナー
そこで子供のころに何度か読んだ絵本が陳列されていて思わず手に取り、読み始めてしまいました…

「どんなに、きみがすきだかあててごらん」
「せいのびせいいっぱいすきだよ」
「とびあがれるかぎりすきだよ!」

めちゃくちゃ有名な定番タイトルなので、読んだことある人も多いとおもうのですが
おおまかなお話の筋をちょっと説明します。

内容ざっくり

チビウサギがベッドへ眠りに行く途中、デカウサギにきいてみたくなりました。 「どんなに、きみがすきだか あててごらん」

「こんなにさ」と腕を思い切り伸ばすチビウサギに、「でも、ぼくはこーんなにだよ」とデカウサギ。 お互いにどんなに好きかを比べあいます。

出だしの文章を引用するとこんなかんじ
このあともずっとこんな感じで、チビウサギとデカウサギはどんなにキミをすきか伝えあいます。

一生懸命全身で大好きを伝えるチビウサギと、
暖かくて大きなふところで大好きを受け止めて、大好きを伝えるデカウサギ

2匹のやりとりを柔らかくてあったかい水彩の絵で表現する絵本です。

読んでみて

こんなにてらいなく、誰かと、「あなたがだいすき」って伝えられることあります?
絵本読んだあと、帰り道の商店街を歩きながら夕日をみていたら
なんだか胸がきゅーってなりましたもんね…

私は恋愛関係にあまり興味はないんですけれど
恋愛かどうかはおいておいて、自分の体ぜんぶをおもいっきりつかって
「どれだけあなたがだいすきか!」を表現してみたい。
うけとめて、かえしてくれる人と一生に一回きりでいいからであってみたいと心から思いました。

私が好きだったところ

作中で、この2匹の関係は名言されません。
例えば親子かもしれないし、例えば恋人かもしれない。あるいは友人同士かもしれない。
同性なのか異性なのかさえも名言はされません。

多分読んでる人が最初に思いついた関係が、その人にとっての正解なんです。

この本は、古典の、広く長く色々な国で読み継がれている絵本ですが
この解釈の自由さ、あるいは物語自体の懐の広さがたくさんの人に読まれ好かれてきた理由なんだろうなと思います。

私自身もこの絵本が大好きになったポイントです。

余談

最近はメインで購入する本が電子書籍に移ってきたので
本棚は、まぁいいかなと思って購入せず押入れ直置きをしていたのですが…

ぼちぼちやばい感じがします。
早急にさしあたっての本棚を購入しなければならない。